SPEC
耐震・断熱

耐震について

昨今では日本各地で地震が頻発している状況です。
新潟県も中越地震、中越沖地震と大震災を経験した地域。
万が一地震が起こったとしても、大切な住まいを守り、大切な家族を守る。
そして損傷を少なく抑え、長く安心して暮らせる家でなくてはならないと考えます。
その想いから、耐震・制震についての工法・技術を採用しています。

耐震等級3

耐震等級は、法律で定められた耐震性の基準です。

耐震等級1は建築基準法で定められた最低限の耐震性で、震度6〜7の地震に対して、損傷はするものの倒壊しない程度の性能で、耐震等級2になると等級1の1.25倍、3になると1.5倍の耐震性になります。

バンホームでは耐震等級3を標準としており、これは消防署や警察署といった災害復興の拠点と同等の耐震性能になります。

ミライエ(制震ユニット)

“ミライエ”は、高減衰ゴムにより地震による揺れを最大95%吸収してくれる制震ユニットです。
2016年の熊本大震災の際にも、繰り返される震度7の地震に対して揺れを吸収し建物を守った実績があります。
耐震性能に加え、制震をプラスすることで万が一地震が起こったとしても、家の損傷を抑え大切な住まいを守ります。
ご家族が安心して暮らせるためにバンホームはこの制震ユニットを採用しています。
90年間メンテナンスが不要なため、長い間地震に備えることができます。

対応ラインナップ|irodori

耐震ボード(ダイライト)

従来の木造軸組み工法にプラス「耐震ボード」を張ることで壁全体を「面」で支え、地震や台風などの横揺れに対して高い耐震・耐風性能を発揮します。
また、気密性能や断熱性能も高めやすいのが特徴です。

バンホームが採用している耐震ボード「ダイライト」は、ロックウール(鉱物繊維)と火山性ガラス繊維(シラス)を主原料としているので耐火性・透湿性があるので、燃えにくく、腐りにくく、シロアリに食べられない素材のため長期的に耐震性能が持続します。
このダイライトの他にもバンホームが採用する耐震ボードは、共通の性能を持った製品を採用しています。

対応ラインナップ|irodori / Qrumi

地盤調査 / 基礎

いくら頑丈な家を建てても、家を支える地盤や基礎が弱くては安全な住まいとは言えません。 バンホームでは安定した家づくりのため、全棟にスクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)による地盤調査を実施し、適切な地盤改良を施しています。

断熱・気密について

断熱性能・気密性能は、快適な家づくりにおいてもっとも重要な部分です。
高気密・高断熱な家ならば、心地よい温度と湿度を少ないエネルギーで維持することができ、夏涼しく冬暖かい家になります。
家全体の温度差が少なくなり、トイレやお風呂でのヒートショックのリスクを低減し、健康的で快適に暮らしていただけます。

Ua値目標0.4以下、C値目標0.5以下

住み心地に直結する断熱性能。
家全体がしっかり断熱されていれば、外の寒さや暑さの侵入を防ぎます。
外気の影響を受けにくくなり、冷暖房で快適に調節した室温を外へ逃がすこともありません。
バンホームでは断熱性を示すUa値は0.4、気密性を示すC値は0.5以下の取得を目標に設計しています。

デコスドライ工法

デコスドライ工法は、断熱材にセルロースファイバーを使う工法です。
セルロースファイバーは、天然の木材繊維のことで、国際的に認められた安全な自然素材です。
木質繊維のため吸放湿性が高く、カビの発生を抑止します。
デコスドライ工法では、手の届かない隅部の充填が可能で、隙間からの熱損失を抑え、快適な住空間を実現します。
湿度の高い新潟には正に適したな断熱材です。
また、撥水処理が施してあるため、水を染み込ませず、家を長持ちさせてくれます。

対応ラインナップ|4+

パーフェクトバリア

「赤ちゃんがくるまっても安心」な断熱材が、パーフェクトバリアです。
一切の接着剤を使用しておらず、ホルムアルデヒド等の有害物質の揮発の心配がなく、シックハウスの原因物質になりません。
成分であるポリエステルはペットボトルと同じで口につけても安全でです。
また、虫食害や発酵腐敗の心配がなく、燃えても有毒ガスを出さずに水と炭酸ガスに分解されます。
安全性はもちろん、断熱性能もガラスを主成分とするグラスウールなどよりも優れています。
また、何よりも吸音性に優れているため、外の雑音が気にならないのが最大の特徴です。
経年によるヘタリも少なく、バンホームのコンセプトである「長く住める家」に適した素材なため、採用しています。

対応ラインナップ|irodori

ネオマフォーム

ネオマフォームは、他の断熱材と同様安全性・断熱性は高い断熱材ですが、その一番の特徴は長期断熱性です。
一般に言うヘタリが最もすくなく、25年経っても断熱性能がほぼ変わらないということが証明されています。
燃えにくく、シックハウス対策も基準をクリアした断熱材です。
長く住める家づくりというコンセプトから採用している断熱材です。 ※WB工法の際にのみ、床・屋根・壁ともにこの断熱材を使用しています。

対応ラインナップ|irodori / 4+

樹脂サッシのペアガラス・トリプルガラス

バンホームでは、樹脂サッシのペアガラス・トリプルガラスの窓を採用しています。
樹脂サッシの熱伝導率はアルミと比べて1/1000と非常に低く、熱の出入りを抑制することができます。
ガラス面も2枚、3枚とすることで空気の層ができ、温度差や結露を防止。
コストと性能のバランスをとり、ペアガラス、トリプルガラスを使い分けています。

対応ラインナップ|irodori / 4+ / Qrumi

新潟県版雪国型ZEHの導入

新潟県では地域の気候に合わせた独自の基準を「雪国型ZEH」と定めており、断熱性能はHEAAT20 G1クラスを基本とし、G2、G3クラスを推奨しています。
ただ新築を建て続けるだけではない、持続可能な循環型社会を目指し、バンホームではエコハウスのご提案として雪国型ZEHの導入をおすすめしています。

ZEH(ゼッチ)とは

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。

住宅自体の断熱性能の向上と高効率な設備システムを組み合わせることで、快適な住環境と大幅な省エネを両立させます。

太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することにより、年間のエネルギー収支をゼロとすることを目指します。

雪国型ZEHとは

「雪国型 ZEH」は、新潟県の気候にあわせた高断熱で気密性の確保されたZEHのことです。
新潟県では、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを実現するため、2030年度に温室効果ガス排出量を46%削減することを目標に、取組を加速化させています。

新潟県は寒冷な気候や日射の少なさから暖房による温室効果ガスの排出量が全国平均の2倍となっており、これを解決すべく雪国型ZEHが独自に設けられました。
雪国型ZEHの公式HPによると、年間冷暖房費の削減により比較的短期間での工事費用回収が可能とされています。

呼吸する家づくり

BANhomeの住宅コンセプトは『住む家族が健康に暮らせて、家が長もちすること』です。
夏は湿気が多く、冬は寒い新潟で長く住める家をつくるには、新潟の風土を知ってなければなりません。
バンホームは、新潟で50年以上家づくりをしてきたノウハウを活かして、新潟に最適な住宅を建てています。
数値的根拠に基づく性能と高価な換気システムに頼らず、自然の力を利用して湿気やニオイ、有害物質を排出するWB工法の仕組みを御覧ください。

WB工法

WB(ダブルブレス)工法は、機械による換気システムではなく自然の力で有害物質を排出する仕組みです。空気がとってもクリーンで、お子様も生活の中で健康に過ごすことができます。壁の中を空気が流れるため、夏の熱気も湿気もこもりません。湿気で木材が劣化しないから、家はいつまでも丈夫です。通気口から入った空気は、床下の冷たい空気と混ざって壁の中を上昇します。自然な空気の流れが焼け込みの熱を緩和し、無駄な湿気を一掃する仕組みです。壁の中を空気が流れることで、室内は熱気の影響を受けにくい快適な空間になります。

対応ラインナップ|irodori / 4+

コットンクロス

コットンクロスは、透過性をもった壁紙です。
ビニールクロスと比べると室内の湿度の違いは歴然で、同じく透過性をもった耐震ボード等を組み合わせて使うことで、湿度を抑えます。
住む人が快適なだけでなく、湿度による家の劣化を抑えることもできる壁紙です。
バンホームでは、このコットンクロスを標準仕様にしています。

対応ラインナップ|irodori / 4+

石膏ボード

バンホームでは、壁の構造は、壁自体が呼吸をできるように工夫しています。
そのため、コットンクロスやダイライトのような透湿性の高い建材を採用しています。
壁が呼吸する構造になっているため、住空間で人が吸う空気もクリーンになる工夫をしています。
バンホームの石膏ボードは、一般的な石膏ボードの透湿性に加え、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収・分解する性能があります。
分解するので、再放出する心配がなく、住む人が吸う空気をよりクリーンにできる素材です。

対応ラインナップ|irodori / 4+