通気断熱WB工法
昨日、お客様に通気断熱WB工法の模型を使って説明する機会がありました。
通気断熱WB工法のパンフレットのはじめに
「湿気が透過する高気密の造りで…」
というタイトルがあります。
「透過?」「とおか」…?
…湿気がト・オ・カする高気密?
よくわからんなぁ~?
というのが最初の印象でした。
昨日の簡単な模型を使った説明の中に、コップに水を入れて通気断熱WB工法で使用している壁の材料の「コットンクロス」と従来の高気密・高断熱工法でしようしている「ビニールクロス」の貼ってある石膏ボードを仕切りにして、上のコップに湿気が上がってくるかどうかの実験です。
手前のWB工法のコップは水が蒸発して上のコップに水滴としてうっすらと付着していますが、奥のほうの従来の高気密・高断熱のコップは水滴が付着していないのがわかります。
これが、高気密でありながら、湿気を通す(透過する)という秘密です。
実験ではWB工法が使用している壁の材料が湿気を吸収することの実験ですが、吸収された湿気が壁の中の通気層を通って躯体に吸収されて、夏は自動的に排出される…。
また、排出されるシステムもダクトやチャンバーなどを使用しない自然換気というのが不思議ですよね。
文章で説明する限界が…。
理解すればするほど、納得のシステムです。
興味のある方はバンホームまでお願いします。