村山です。ご存じの方もいると思いますが、柏崎市高柳町に「グルグルハウス高柳」というアートギャラリーがあります。私も暇をみては、足を運んだりしますが、先日、久しぶりに寄ってみました。タイトルの「メロンパス」というのは今回の個展の作者・足立知仁さんの雅号になります。芸能人でいうところの芸名です。メロンパスさんがちょうど、ギャラリーにいらっしゃったので、色々と話しをお伺い出来ました。もともと、大分県生まれの方で、高柳町のような豪雪地域には、初めていらっしゃったとのこと。縁があって高柳町に滞在しながら、今回の個展の作品を完成させたそうです。高柳町に散在していた民家の建具等に絵を描いた作品がほとんどで、高柳町に滞在することによって、得られるインスピレーションを感じながら、製作したそうです。日本のアニメや漫画はすでに、世界的にも高い評価を得ていますが、描かれている少女は独自の世界観を持ったストーリー性を感じるキャラクターでした。私が気に入った作品は、上の2枚の写真。大画面の中にキャラクター、言葉やメッセージを配したグラフティーアートのような作品。あと、衝撃的だったのは神棚に絵を描いてしまった作品です。住宅業をやっている傍ら、こんなことをしては、バチが当たるのではないかとメロンパスさんにも突っ込みを入れてしまいましたが、彼曰く、神様が滞在する場所を思い切ってアレンジしただけ、一神教の国とは違って、日本は色々な神様が自然の中に複数居るとされる国なので、神棚の在り方も、もっと自由で良いのではないかという考えたそうです。流行りの言葉で「神対応」という言葉が出てきていますが、神の解釈も人それぞれ違って良いのではないか・・・という意味もあるそうです。なるほど・・・久しぶりにアートの力に驚かされました。